Profile


宇野八岳

Kazutaka UNO
 

 

 埼玉県生まれ。工業高校を早々に中退した10代は、バイクに熱中する。峠を経て18歳で全日本ロードレース選手権に参戦していたレーサーに弟子入り。筑波サーキットでホンダの250ccレーサーを走らせる。

 

 20歳でバイクレースにけじめをつけて、大学入学資格検定(大検)に挑戦する。高校時代の取得単位はゼロだったため、全科目(当時は9科目)を受験して、大検を取得。その後、大学にて報道を専攻する。卒業後、月刊誌DAYS JAPAN主催の「フォト・ジャーナリスト学校」に参加して、国内外のジャーナリスト、写真家に指導を受ける。

 スクール修了後はバーテンダーや肉体労働などの仕事をこなしながら、フリーのフォトグラファーとして活動する。これまで28の国と地域でノンフィクションのドキュメンタリー撮影を行い、作品は『アサヒカメラ』『週間現代』『DAYS JAPAN』などの雑誌で発表する。

 2011年3月11日に発生した東日本大震災では、12日から被災地に入り撮影を行い、週刊現代などで写真を発表する。震災取材と結婚をきっかけに、嫁の郷里である種子島で、2012年から生活を始める。

 

 島の山間部に位置する過疎高齢集落で、嫁の取り組む「なかわり生姜山農園」を手伝ううちに、自身も農家となる。無農薬の生姜や野菜類の生産、自然栽培での米づくりを行い、それらを活かしたカフェレストランの運営も行う。

 

 イタリア発祥、スローフードの祭典「Terra Madre Salone del Gust2016」では日本代表団として、トリノへ自慢のオーガニッック生姜をスーツケースいっぱいに詰めて参加。トリノ市民に、みずみずしい種子島の生姜を味わていただき、高評価をいただいた。同イベントに参加していた、フレンチの憧れシェフ、ミシェル・ブラスにも生姜を手渡してきた。

 

 島で暮らしだして、自ら作る野菜や米、狩猟する鹿や魚を調理して食べてもらう経験をして「写真以上にダイナミックな表現が料理にはあるのでは」と感じている。島の風土や歴史、さらに「地球上で生きる喜び」を、いかにして「お皿に落とし込んでいくか」と、日々思考している。

 

写真家

農家

猟師(くくり罠、網猟)

Cafe&Restaurant GingerVillage シェフ

海の家 CafeSeed 店長

一般社団法人 ヤクタネゴヨウ保全の会 理事

 

そして、一姫二太郎の父親としても奮闘中!

 

 

 

Photo Storyへ



写真掲載書籍

『TSUNAMI 3.11』